今回は、店舗のキャッシュレス導入で人気の「auPAY」について解説しています。
「au PAY」は通信大手のKDDIが提供しているキャッシュレス決済サービスです。お店にQRコードを設置するだけで簡単に導入できるため、面倒な初期設定や機材を購入する必要もありません。会計時に現金のやりとりが不要になるため、レジオペレーションを短縮できるのもポイントです。
またauPAYは、ポイント還元キャンペーンなど消費者向けのお得なキャンペーンを定期的に実施しているのも特徴です。こういったキャンペーンは消費者だけでなく加盟店にとっても販促や集客UPにつながるため、とても魅力的です。
しかし、auPAYを導入する時に必要な「初期費用」「使い方」「手続き方法」などについて分からないことも多数ありますよね。そこで、今回はauPAYの導入を考えている人に、特徴やメリット・デメリットも交えてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
auPAYの基本情報
運営会社 | KDDI株式会社 |
初期費用 | 0円(税込) |
決済手数料 | 2.6% |
月額手数料 | 0円 |
振込手数料 ※売上金入金 | 0円 |
解約手数料 | 0円 |
対応クレジットカード | 非対応 |
対応電子マネー | 非対応 |
対応スマホ&QRコード | auPAY/WeChatPay/AliPay(計3社) |
対応ポイントカード | Pontaポイント(計1社) |
- 導入費用無料、機材の導入も不要なので初期費用を抑えられる
- 決済手数料が2.6%で入金手数料も無料
- 大手ポイントサービスの「Ponta」と連携している
- AliPayやWeChatPayにも対応している
auPAYは、導入費用無料で始められるスマートフォンを使ったQRコード決済サービスです。機材の導入も必要ないため、初期費用を抑えたいという人にピッタリです。
また決済手数料は2.6%で、クレジットカードの決済手数料に比べて低いのも魅力です。さらにどの銀行でも入金手数料が無料なので、お店の利益が増えるというメリットもあります。
auPAYは、大手ポイントサービスの「Ponta」と連携しているのも特徴です。消費者はauPAYで決済すると、支払い金額200円(税込)につきPontaポイントが1ポイント貯まります。貯まったポイントはauPAY残高にチャージして次の支払いに使うことも可能です。頻繁にポイント還元のイベントも実施しているため、auPAYを導入すればPontaポイントをお得に貯めたいユーザーが繰り返し利用してくれるという効果も期待できます。
近年、日本だけでなく海外でもキャッシュレス決済は身近なものとなっています。auPAYは、中国の2大決済サービスである「Alipay」と「WeChat Pay」にも対応しています。訪日外国人の支払いも網羅できるため、インバウンド需要の取り込みも期待できます。
auPAYを実際に試した私の口コミや使い方!
それではまず初めに、auPAYを実際に使用した私の口コミをご紹介していこうと思います。
auPAYはオンラインで手続きが完了できる!
私は店舗にキャッシュレス決済を導入するのはこれが初めてだったので、担当者と対面で何度も打ち合わせをする必要があるのかと思っていました。ですが、実際はオンラインですべての手続きを完結させることができました!
公式サイトから専用フォームに必要な情報を入力してくだけだったので手間もかかりませんし、あっという間に申し込みをすることができました。
導入手続きも驚く程カンタン!!
申し込みから無事に審査が完了し、店舗にau PAY導入ツールが届くまでにかかった時間は、だいたい1週間ほど。とてもスピーディーで驚きました!
auPAY導入ツールも、難しい初期設定などは必要なく店頭にステッカーを貼ったり、レジ前にQRコードを設置するだけで完了!すぐに決済を開始することができました。
本当に簡単なので、私のようにキャッシュレス決済の導入が初めてで不安な人も安心して始められますよ!
会計業務がスムーズに!
私の店舗は少人数体制で営業しているため、以前はお客さんが大勢来店したときは会計の際にお待たせしてしまうことも少なくありませんでした。
しかし、auPAYのQRコード決済を導入してからは会計業務がスムーズになったため、混雑時でも慌てず対応できるようになりました。レジオペレーションが円滑に行えるようになったことで、その他の業務に割ける時間が増え、売上の機会を損失することもなくなったように感じます!
auPAYの決済サービスの3つのデメリットとは?
- クレジットカードやICカード支払いに対応していない
- 他のQRコード決済サービスより決済手数料が高い
- 手持ちの端末がない場合は購入が必要
auPAYの決済サービスのメリットは上記の通りです。
事前にデメリットを確認しておくことで、導入後のトラブル等を防ぐことができます。
それぞれ、詳しく見ていきましょう!
クレジットカードやICカード支払いに対応していない
auPAYは、専用のQRコードをスマートフォンやタブレットなどの端末で読み取って決済する、QRコード決済のみ対応しています。
そのため、クレジットカードやICカードなどその他の支払い方法に対応させたい場合、追加で別のキャッシュレス決済サービスと契約を結ぶ必要があります。
キャッシュレス決済サービスの中には、1社との契約でクレジットカードやICカード、QRコード決済全てに対応できるものもあるため、「複数の契約は面倒くさい」「契約をまとめたい」という人にはデメリットになると言えます。
他のQRコード決済サービスより決済手数料が高い
auPAYと同様にQRコード決済サービスとして知られているPayPayは、決済手数料が1.60~1.98%となっています。また、d払いは2023年9月末まで決済手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。
一方でauPAYの決済手数料は2.6%です。
できるだけ決済手数料が低いサービスを利用したいという場合は、デメリットになるでしょう。
手持ちの端末がない場合は購入が必要
auPAYは、導入にあたり専用機器が必要ないので初期費用0円で始めることができます。しかし、スマートフォンやタブレット、PCなどの端末を持っていない場合は別途購入が必要になります。
なぜなら、au PAYの決済を利用するためには「auPAY for BIZ」という管理サイトに登録する必要があるからです。
管理サイトは、コード決済の売上の確認や決済履歴の照会、お客さんへの返金処理の際などに使用します。同様の機能を持つ「au PAY for BIZアプリ」という加盟店向けのアプリもあります。
管理サイトへの登録はauPAYの利用には必須です。そのため端末を持っていない場合は店舗で用意する必要があり、コストがかかってしまいます。
また、これはauPAYだけでなく様々なキャッシュレス決済に共通して言えることですが、利用するにはネット環境が必要です。そのため、新たにインターネット回線の環境を整えなければいけない場合は別途料金がかかってしまいます。
auPAYの決済サービスをおすすめする3つのメリット!
- 初期費用&固定費用0円で始められる
- 豊富なキャンペーンで集客力UP
- 入金サイクルが選べる
auPAYの決済サービスのメリットは上記の通りです。
導入前にメリットを確認しておくことで、導入後の運用の仕方を具体的にイメージできますよ!
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
初期費用&固定費用0円で始められる
auPAYは、お店にQRコードを設置するだけで簡単に導入できるため、専用の機材を購入する必要がありません。月額費用もかからないので、スマートフォンやタブレット端末を店舗で用意することができれば初期費用&固定費用0円で利用可能です。
導入コストがゼロなので、「なるべくリスクなく始めたい」という店舗にはオススメです。
豊富なキャンペーンで集客力UP
auPAYでは、定期的にポイント還元率が高いお得なキャンペーンを実施しています。
さらに2020年5月からはau PAYを利用すると、決済額に応じてPontaポイントがたまるようになりました。ローソンやゲオなどPontaの提携店であれば、Pontaポイントの二重取りも可能です。
消費者はポイント還元などでお得に買い物ができるため積極的にauPAYを利用するようになります。
そのため、店舗はau PAYを支払い方法として導入することで、ポイントを貯めるために繰り返しお店を利用するユーザーが増える可能性が高くなります。全国にいる3,000万人以上のau PAYユーザーの集客効果を見込むことができるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。また同時に『Pontaポイントを貯められるお店』としてもアピールができるので、Pontaポイントユーザーの獲得も期待できます。
入金サイクルが選べる
auPAYは、入金サイクルを店舗の都合に合わせて以下から選ぶことができます。
- 月1回(末日締め⇒翌月末日払い)
- 月2回(15日締め/翌月15日払い、末日締め/翌月末日払い)
- 早期振込サービス
どの銀行からでも入金手数料は無料なので、店舗への負担はありません。
また、本来早期振込サービスを希望する場合は、入金ごとに210円(税込)の事務手数料が発生しますが、現在はコロナ禍の状況や経済情勢を考慮して無料で利用が可能です。
資金繰りが心配な場合や、支払いなどである程度現金を確保しておきたい店舗には、入金サイクルが選べるという点は大きなメリットになるでしょう。
auPAYの導入に掛かる費用一覧
対応キャリア | Andoroid・iPhone・iPadなど ※対応端末を持っていない場合は別途購入費用が必要です |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円 |
解約費用 | 0円 |
アプリ料金 | 0円 |
カードリーダー費用 | 0円 |
auPAY(エーユーペイ)は、導入の際にカードリーダーなどの専用の機器を用意する必要がありません。そのため、スマートフォンやタブレット端末を用意することができれば無料で導入が可能です。
初期費用だけでなく、月額利用料や解約手数料、アプリ利用料金もかからないため、できるだけコストを抑えてQRコード決済を導入したいと考えている人にオススメです。
決済サービスによってはandroid端末に対応していないケースも多いですが、auPAYはiOSだけでなくandroid端末も使用が可能です。そのため何らかの端末さえ持っていれば買い足しが不要で、低コストで始められる決済サービスであると言えます。
auPAYの申込をする前に必要な書類3つを揃えよう!
auPAYをスムーズに申込むために用意する書類は、全部で3つです!
1、auPAYの申込をする前に銀行口座情報を用意する!
まず、auPAYの申込をする前に「銀行口座」の情報が分かる資料や通帳を用意しておきましょう!用意する口座は、振込先口座名義と申込み契約名義が一致する必要があります。
また、個人申込の場合は代表者名、法人の場合は法人名称が含まれている必要があるので注意してください。
また、審査の時にも調査される可能性もあるので、日頃から使用している口座や、メインバンクの通帳の方がいいかもしれませんね…!
2、auPAY申込時は本人確認書類や法人番号を用意する!
auPAY(エーユーペイ)の申込時は、個人名義と法人でそれぞれ下記の書類が必要です。
★申込者が個人事業主の場合
- 運転免許証のコピー(国際免許証は除きます。記載内容に変更がある場合は、裏面のコピーも必要です。)
- 運転経歴証明書(顔写真があるもの。)
- パスポートのコピー(顔写真があるページ。)
- 健康保険被保険者証
- 国民健康保険被保険者証
- 在留カード(顔写真あり)
- 特別永住者証明書(顔写真あり)
また、法人・個人事業主共通で下記の書類も必要となります。
- 店舗外観と店舗内観の写真を各1枚ずつ
※写真は店舗名や取扱っている商品がわかるものを用意してください。ホームページがある場合は必要ありません。
※必要書類は、郵送やFAXには対応していません。申し込みフォーム上へのアップロードのみの対応なので注意しましょう。
3、auPAYの申込時に必要な許可書や店舗確認書類を用意する!
- 飲食店営業許可証
- 動物取扱業登録証(販売)
- 動物取扱業登録証(保管)
- 美容所の開設届
- 美容師免許
- 医師免許
- 一般畳用旅客自動車運送事業許可証
- 運転代行業者認定証番号
- 古物商許可証
- 建築士免許
許可証が必要な種類は、上記になります。それぞれの許可証が必要な業種の方は、忘れず用意しておきましょう。
また、店舗確認書類の提出を求められる場合もあります。これは、申込時に店舗URL(ホームページアドレス)の入力個所があるので、入力した人は不要な場合もあります。
なので、お店のホームページで「店舗名・店舗住所・店舗電話番号・取扱商品・サービス内容・価格」などの確認ができれば、確認書類の提出を求められることは少ないです。
ここまで、auPAYを導入する前に必要な書類3つをご紹介してきました。特に面倒な書類が必要ではないですね!
それでは、下記から「auPAY(エーユーペイ)」を導入する流れや使い方をご紹介していきますので、参考にしてみてください。
auPAYの申込方法を5つステップで流れを解説
まずはauPAYの公式サイトから、「仮申込み」の手続きをします。
申込みの際は、メールアドレスが必要です。
仮申込み完了すると、登録したメールアドレス宛に、仮申込み完了の連絡が届きます。
この時点ではまだ申込が完了していないので注意が必要です!
登録したメールアドレス宛に、本申込み用のURLとパスワードが届きます。
メールに記載されたURLへアクセスし、パスワードと申請者氏名カナ2文字で入力します。
必要な情報を入力し、本申込みを完了させると、審査が実施されます。
申込内容に不備がなければ、最短2営業日後にメールで審査結果及び利用開始手順が届きます。
無事審査に通ったら、加盟店アプリ「au PAY for BIZ」をインストールして管理サイトへのアカウント登録を行います。
店舗にauPAY導入ツールが届きます。
店頭にステッカー等を貼り、QRコードを設置したらすぐに利用開始できます。
auPAYの審査で落ちた人の5つの特徴
落ちた人の特徴 | 詳細 |
---|---|
1、実店舗の存在状況 | 実店舗がない場合は審査の通過が難しい。 |
2、業種や事業内容(形態) | 審査の通過が厳しい業種があります。 |
3、クレジットカード使用状況 | あなたが使用しているクレジットカードの利用状況を見られることがあります。 |
4、銀行との取引状況 | 取引情報を確認することで経営状況を判断されることがあります。 |
5、事業を開始した年数 | 事業を開始した年数が短すぎると審査に落ちてしまうこともあります。 |
ここでは、auPAYの審査に落ちた人の口コミを調べて分かった審査基準をご紹介します。ただ、審査基準はauPAYも明確にしていないので、絶対ではないことをご了承ください。
あくまでも、どんな内容で審査しているのかを目安として5つのポイントをご紹介しています。
1、実店舗が存在しない人はauPAYの審査が厳しいという口コミ!
こちらは、実店舗がない状態でauPAYに申し込んで審査が落ちたという口コミです。これは、仕方ないと思いますが、実店舗の存在と情報がないと、審査を通過することは難しいです。
また、実店舗が存在していても、嘘偽りの情報を提示してしまった人や、詳しい内容を説明できないお店は審査通過は厳しくなります。しかし、審査が通らない基準は、どの決済会社も同じなので、auPAYだけが厳しい訳ではありません。
2、業種や事業内容によってはauPAYの審査が厳しいという口コミ!
auPAYの審査が厳しい業種は、飲食店で水商売など夜間営業を行っているお店が審査に通っていないという口コミがありました。
しかし、事業年数が多いお店では、審査が通った口コミもあるので絶対に通らないということではなさそうです。なので、auPAYの審査や申込は誰でも可能なので、一度試してみるといいでしょう。
3、auPAYの審査はクレジットカードの利用条件も関係しているという口コミ!
auPAYの審査は、クレジットカードの利用状況もチェックされている可能性があります。これは、カード会社が絡むので通過できない場合もあると思います。
審査が通った私の事例では、以前(10年前ほど)の事業で失敗して様々な返済が困難になったことがあるのですが、なんと審査が通っています。なので、審査が通らないから諦めている人も、一度チャレンジしてみてもいいと思いますよ。
4、銀行の取引情報もauPAYの審査が厳しい条件となる口コミもある!
こちらは、銀行との取引状況を照会されていることが原因で審査が落ちたという口コミです。auPAYの審査基準は明らかにされていませんが、経営状況を見る為に調べている可能性もあります。
おそらくですが、起業するために銀行にお金を貯めていっている人も多いと思うので、そこまで気にしなくても大丈夫そうです。ただ、あまりにも銀行との取引履歴がない場合や、経営状況が悪いと判断された場合は、審査が厳しいこともあると思います。
5、年数が短い事業はauPAYの審査が少し厳しめという口コミ!
こちらの「事業年数が短いから落とされた」という口コミは意外と多いです。しかし、私の場合は、事業開始月に申し込んでも審査が通りました。こちらも明確な基準がありませんでした。
私がオープンさせた時に注意した方法は、自社の公式サイトで会社情報を細かく明記したり、お店を作っている途中の写真など、かなり細かく掲載していました。
それが良かったかどうかは分かりませんが「実際にある店舗なのか?」「申込んでいる情報は正しいか?」などを見ていることもありそうです。
auPAY・エアペイ・Square・スマレジ・ステラパックを比較
auPAY | スクエア決済 | Airペイ | スマレジ | ステラパック | |
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | |||||
企業名 | KDDI株式会社 | スクエア | リクルート | 株式会社スマレジ | SMBC GMO PAYMENT 株式会社 |
初期費用 | 無料 | 無料 ※端末費用4,980円~ | 18,344円 | 30,800円 | 無料(お試しプラン) |
キャンペーン時の初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
キャンペーン適用の条件 | – | – | 申込月の6カ月後の月末までに審査が通過が必要 | 月額利用料 3,300円(税込)は必要 | 契約から13ヶ月目まで無料 ※以降3,300円/月 |
決済手数料 | 2.6% | 2.5%~ 3.25% ※2.5%~ (VISA/Mastercard) | 3.24~3.74% | 3.24%~ | 2.80~3.74% |
入金サイクル | 月1回/月2回/末尾締め ※早期振込サービスもあり | 翌営業日 みずほ銀行・三井住友銀行の場合 | 月6回/月3回 | 月2回 ※QRコード決済のみ月1回 | 月6回/月2回 |
入金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 ※10万未満の入金時は 200円(税込) | 無料 ※三菱住友銀行口座の場合 |
導入審査日数 | 最短1週間 | 最短当日~ | 最短5日~ | 【クレジット・電子マネー】 1.5~3ヶ月程度 【QRコード】1~4ヶ月程度 | 最短即日~ |
クレジット決済 | 非対応 | 6ブランド | 7ブランド | 7ブランド | 7ブランド |
QR決済 | |||||
電子マネー | |||||
対応OS | Andoroid/iOS | Andoroid/iOS | iOSのみ | iOSのみ | Andoroid/iOS |
利用アプリ | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
auPAYとエアペイ・Square・スマレジ・ステラパックを比較した比較表は上記の通りです。
ここからは、auPAYと他社のキャッシュレス決済について見ていきましょう。
auPAYとスクエアを比較
続いてauPAYとスクエアを比較してみましょう。
スクエアは、クレジットカードや電子マネーによる決済に幅広く対応しているのが特徴です。しかしQRコード決済に関しては、今のところ対応しているのはPayPayのみです。
決済手数料に関してもスクエアが2.5~3.25%なのに対し、auPAYは2.6%ですみます。QRコード決済がメインでクレジットカード決済は必要ないという場合や、手数料を抑えたいという場合はauPAYがオススメです。
auPAYとエアペイを比較
auPAYとエアペイの一番の違いは、対応している決済の種類です。auPAYがQR決済のみの対応なのに対し、エアペイはQR決済だけでなくクレジットカードや電子マネーにも対応できるので、支払いの幅を広げられるというメリットがあります。
また、auPAYはエアペイの取り扱いサービスです。auPAYのみを単独で導入した場合、利用できるサービスは当然ながらauPAYのみとなってしまいますが、エアペイを導入すればauPAYでの決済も網羅することができます。
しかし、エアペイ経由でauPAYの決済をした場合、決済手数料は2.95%(税抜)かかってしまいます。一方auPAYを導入して直接加盟店になった場合は、決済手数料は2.6%で済むので店舗への負担が少なくてすみます。
さらにauPAYはiOSとAndoroidどちらにも対応していますが、エアペイはAndoroid端末に対応していません。iOS端末を持っていない場合は新たに用意する必要があるので注意が必要です。
auPAYとスマレジを比較
続いてauPAYとスマレジも比較してみましょう。
スマレジの強みは、クレジットカードやICカード、QRコードなど複数の決済が1台の端末に集約されている点です。エアペイと同様に、スマレジを導入すれば決済手数料は3.24%と少し高いですがauPAYでの支払いにも対応可能です。
一方で、スマレジは導入までに1~4ヶ月程時間がかかるというデメリットがあります。スマレジのようなオールインワン決済端末は、対応している決済の種類が多いのが魅力ですが、それ故に全てのブランドの審査が終わらなければ端末が発送してもらえないのです。
その点auPAYは申し込みから導入まで最短1週間で可能です。時間に余裕がある人はよいですが、とにかく早く使いたい!という場合はauPAYの導入がオススメです。
auPAYとステラパックを比較
最後にauPAYとステラパックを比較してみましょう。
ステラパックは、クレジットカード7種や電子マネー決済16種の他、auPAYを含む15種類のQR決済にも対応しています。そのため、エアペイと同様にステラパックを導入すればauPAYでの支払いも網羅することが可能です。ただし、ステラパックでauPAYの決済を行った場合の手数料は3.25%なので、直接auPAYで決済をしたほうが手数料は抑えられます。
一方でステラパックは、VISAとMasterCardの決済手数料が2.8%~3.25%と設定されています。料率は、契約プランと前年の決済額によって決定されます。最安値の2.8%で利用するには月額3,300円のスタンダードプランに加入する必要がありますが、VISAとMasterCardの決済が年間75万円以上見込める店舗であれば月額利用料を加味してもお得に利用できます。
そのため、VISAとMasterCardの決済利用額が大きい店舗にはステラパックはメリットが大きいと言えます。
しかしステラパックはオールインワン決済端末なので、スマレジと同様審査に時間がかかります。クレジットカードの利用が少ない店舗や、審査期間や導入スピードを重視するのであれば、auPAYの方がよいでしょう。
auPAYをおすすめする人
いかがだったでしょうか。以上を踏まえると、以下のような人にauPAYの導入がオススメです!
• 柔軟な入金サイクルの決済サービスを利用したい
• auPAYでの支払いがメインで、クレジットカード決済は必要ない
• 導入コストゼロで、リスクなく決済サービスを始めたい
• 決済手数料をできるだけ抑えたい
最近はauPAYと他の決済サービスを併用するお店も多いようです。初期費用や維持費用がかからないサービスも多いので、例えば「QRコード決済はauPAYで、カード支払や電子マネーはエアペイで!」という使い方をすれば、決済手数料を気にせずそれぞれのよいところを活かすことができますよ。検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 申し込みは全てWebで完結し、最短1週間で導入できる
- インバウンド需要にも対応できる
- 初期費用・入金手数料が無料で導入のハードルが低い
- 入金サイクルが選べる
- ポイント還元などのキャンペーンが豊富
auPAYの申し込み方法は、公式サイトにある申込フォームに必要事項を記入するだけ。中国の2大決済サービス「Alipay」と「WeChat Pay」にも同時に申込ができるため、インバウンド需要にも対応させることが可能です。
審査に必要な書類も画像をアップロードすることで完了するため、郵送やFAXも不要です。申し込みをしてから導入までに要する時間は最短1週間とスピーディー!急いでいる場合も安心です。
また、auPAYは初期費用や入金手数料が無料で、入金サイクルも店舗の都合に合わせて選ぶことができるため、資金繰りを圧迫させることなく、キャッシュレス決済を導入することが可能です。
auPAYは、地域に特化したお得なキャンペーンやポイント還元率が高いキャンペーンなどを定期的に実施しているのも魅力です。大手ポイントサービスの「Ponta」とも連携しており、Pontaポイントと連動したキャンペーンも積極的に実施しているため、Pontaポイントユーザーの集客効果も期待できますよ。
このように、auPAYのQRコード決済は導入するメリットがたくさんです!今回ご紹介した内容を参考に、検討してみてはいかがでしょうか。