今回は、店舗のキャッシュレス導入で人気の「takemepay」について解説しています。
TakeMe Payは、TakeMe株式会社が運営するマルチ決済システムです。全ブランド共通のQRコードを店舗に設置するだけで、100種類以上のスマホ決済を管理することが可能です。
各決済ごとに端末を設置する必要がなく、QRコード1つで多様化するスマホ決済を管理できるため、決済種別ごとの契約や端末導入、従業員の研修といった店舗オーナーの負担を減らせる便利なサービスとして注目を集めています。
さらにTakeme payは英語・中国語(簡体字/繁体字)、日本語の4言語に対応しているのも特徴です。日本人だけでなく、全世界98カ国以上の観光客が利用しているため、インバウンド効果も期待できるサービスになります。
しかし、takeme payを導入する時に必要な「初期費用」「使い方」「手続き方法」などについて分からないことも多数ありますよね。そこで、今回はTakeme payの導入を考えている人に、特徴やメリット・デメリットも交えてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Takeme payの基本情報
運営会社 | TakeMe株式会社 |
初期費用 | 無料 |
決済手数料 | 3.0%~ |
月額手数料 | 無料 |
振込手数料 ※売上金入金 | 286円(税込) |
解約手数料 | 無料 |
対応クレジットカード | Visa、Master、AmericanExpress、JCB、DISCOVER、Diners Club、銀聯(計7社) |
対応電子マネー | 非対応 |
対応スマホ&QRコード | LINE Pay/d払い/Alipay/WeChatPay/PayPay/au PAYなど(計99社) |
対応ポイントカード | 非対応 |
- QRコード1つで幅広いキャッシュレス決済に対応
- 初期費用や月額費用が無料
- 電源不要で、置くだけで簡単に設置できる
- 4ヶ国語に対応している
Takeme payの一番の特徴は、QRコード1つで99種類以上の決済サービスに対応できるという点です。
近年、キャッシュレス決済の方法は多様化しています。顧客の様々な支払いニーズに対応するためには、各決済サービスごとに端末を設置しなければなりません。これにはコストもかかりますし、限りあるレジスペースを圧迫してしまいます。
しかしTakeMe Payを導入すれば、独自のQRコード1つでLINE PayやPayPayをはじめとする99種類のキャッシュレス決済に対応することが可能です。設置も電源不要で置くだけなので、レジ回りもスッキリさせられます。
初期費用や月額費用も0円なので、コストや手間を抑え気軽に導入できるのも魅力です。
また、Takeme payは日本語に加えて英語と中国語(簡体字/繁体字)にも対応しています。支払い手続きの際に言語表記を変更できる仕様になっているため、外国人観光客の決済対応も戸惑うことなくスムーズに進めることも可能ですよ!
takemepayを実際に試した私の口コミや使い方!
takemepayを実際に使用した私の口コミを先にご紹介していこうと思います。
takemepayは設置がとても簡単!
私がtakemepayを導入するにあたり、最初に驚いたのが設置の手軽さです。専用の機器を電源につないだり、複雑な設定があるのかと心配だったのですが、実際にやったことといえばQRコードをレジ前に置いただけ。
電源を必要としないので、屋台やイベント会場など、屋外でも利用することができるのはとても魅力的です。機器を購入しなくてもよいので、初期費用が抑えられるのもよかったです。
クレジットカード支払いもQRコードでできる!
takemepayのQRコードは、クレジットカード決済にも対応しています。そのためクレジット決済用に端末を用意する必要もありません!
外国人対応に強い
takemepayは、VisaやMaster、JCB、Apple Pay、Google Payをはじめとする国際系決済はもちろんのこと、Alipay、Wechat Pay、銀聯といった中国系決済にも幅広く対応しています。
そのため、日本人だけでなく訪日外国人の支払いニーズにもこたえることが可能です。近年、日本を訪れる外国人観光客は急増していますが、takemepayなら中国語(繁体字/簡体字)、英語、日本語の4言語に対応しているためインバウンド対策もバッチリです!
操作が簡単で業務効率もUP!
複数の決済方法を導入すると、顧客満足度はUPします。しかしその一方で、従業員はブランド毎に異なる決済時の操作方法を一つずつ確実に覚えなければなりません。年配の従業員や機械に慣れていない従業員の場合、これはかなりの負担になりますし、ミスが発生するリスクも高くなります。
しかしtakemepayなら、幅広いスマホ決済サービスを一つのQRコードにまとめ、オペレーションを統一することが可能です。
操作が簡単なので従業員への研修にかかる人件費も削減できますし、レジオペレーションのミスにより業務効率が下がることもありません!
takemepayの決済サービスの3つのデメリットとは?
- 入金のタイミングが少ない
- 交通系電子マネーに対応していない
- クレジットカード決済の際、顧客に手間がかかる
takemepayの売上金は、当月末締で翌月末に一括で入金されます。お金の出入りがシンプルで分かりやすい点はよいのですが、他の決済サービスと比較すると入金のタイミングが少ないです。資金に余裕のある店舗であれば問題ありませんが、まだOPENしたばかりの店舗やスタートアップ店舗の場合は資金繰りの面で余裕がなくなる可能性もあるため注意が必要です。
また、takemepayはカードを専用にリーダーにかざすことで支払いを行うICカード決済に対応していません。そのためSuicaやPASMOなどの交通系電子マネーでの支払いができないのもデメリットだと言えます。
クレジットカード決済にはQRコードで対応できますが、決済の際は利用者が自分でクレジットカードの番号を入力しなければなりません。利用者に手間がかかる上、他の決済に比べてレジの対応にも時間がかります。クレジットカードでの支払いを希望する人が多く来店する店舗では、オペレーションを工夫するなどの対応が必要です。
takemepayの決済サービスをおすすめする4つのメリット!
- QRコード1つで99種類以上の決済サービスに対応できる
- 初期費用・月額費用は無料、専用機材なしで導入できる
- 売上の管理が楽になる
- 決済手数料が一律3.0%
takemepayを導入する最大のメリットは、1つのQRコードで複数の支払いオペレーションを統一できる点です。支払いの際も、利用者にQRコードを読み取ってもらうだけでとてもシンプルで分かりやすいです。初期費用や月額費用は無料で、専用機材を用意する必要もないため初期費用を抑えられるのも魅力です。
また、takemepayではWebの専用管理画面から契約や売上を一元管理することができます。決済会社ごとに精算業務をする必要がなく、1つの管理画面で売上の管理ができるので、とても効率的です。また決済にかかる手数料も、takemepayは一律3.0%です。手数料が固定だと、その月の売上がどのくらいになるのかすぐに把握できるため、経理処理を効率化したり負担を軽減したいという人にはtakemepayはメリットが大きいといえます。
takemepayの導入に掛かる費用一覧
対応キャリア | Andoroid・iPhone・iPad ※対応キャリアを持っていない場合は別途購入費用が必要です |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
解約費用 | 無料 |
アプリ料金 | 無料 |
カードリーダー費用 | 無料 |
takemepay(テイクミーペイ)は顧客のスマホで「カメラ」と「QRコードスキャンアプリ」を起動することができれば利用可能なサービスです。
QRコード1つで全てが完結するため、専用機器などの初期投資が必要ありません。また、初期導入にかかる費用及び毎月の使用料も0円なので、初期投資や月額費用の負担が一切なくコスト面でも導入しやすいサービスだと言えます。
万が一解約をすることになった場合も、解約手数料がかからないので安心です。
takemepay申込をする前に必要な書類3つを揃えよう!
takemepayをスムーズに申込むために用意する書類は、全部で3つです!
1、takemepayの申込をする前に銀行口座情報を用意する!
まず、takemepayの申込をする前にスムーズに審査まで行えるように、予め「銀行口座」の情報が分かる資料や通帳を用意しておきましょう!
個人申込の場合は代表者名、法人の場合は法人名称が含まれている必要があるので、注意してください。
また、審査の際に中身も調査対象となるケースを考慮して、普段から使用している口座や、メインバンクの通帳を用意した方が安心かもしれません。
2、takemepay申込時は本人確認書類や登記簿謄本を用意する!
Takeme payの申込時に必要な書類は、個人事業主と法人で少々異なります。
- 個人事業主の場合
下記本人確認書類の内いずれか1点
引用:Takeme pay公式サイト
- 運転免許証
- 在留カードおよび特別永住者証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 日本国パスポート (+住所が確認できる書類)
- 各種健康保険証 (+住所が確認できる書類)
- 法人の場合
下記本人確認書類の内いずれか1点
引用:Takeme pay公式サイト
- 運転免許証
- 在留カードおよび特別永住者証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 日本国パスポート
- 各種健康保険証
申込時の書類から、取り扱っている商品や店舗などが確認できない場合や、一部の業種に該当する店舗の場合は追加で以下の資料の提出を求められるケースもあります。
- 店舗の外観や内観が分かる写真
- 取扱商品やサービスの料金がわかる資料(メニュー表など)
3、takemepayの申込時に必要な許可書や店舗確認書類を用意する!
- 古物商許可証
- 開設届出済証明書
- 旅行業登録票
- 自動車運転代行業認定証
- 履歴事項全部証明書
許可証が必要な種類は、上記になります。それぞれの許可証が必要な業種の方は、忘れず用意しておきましょう。
ここまで、takemepayを導入する前に必要な書類3つをご紹介してきました。特に面倒な書類が必要ではないですね!
それでは、下記から「takemepay(テイクミーペイ)」を導入する流れや使い方をご紹介していきますので、参考にしてみてください。
takemepayの申込方法を5つステップで流れを解説
takemepay公式サイトの「申し込みフォーム」に必要事項を記入して申請をします。
申込後に加盟店審査があります。審査に必要な書類を用意して、提出します。
必要な書類は個人か法人かで異なるため、不備がないようにしっかり確認しましょう。
無事に審査を通過して登録が完了すると、「管理画面のURL」「ID」「パスワード」がメールが届きます。審査から導入にかかる日数はだいたい14営業日です。急いでいる場合は、時間に余裕を持って申込をすると安心です。
郵送で店舗に掲示用の「QRコードスタンド」が送付されたら、いよいよTakeMe Payの利用が開始します。QRコードをレジや各テーブルなどに設置しましょう。
QRコードを設置したら、当日から支払いに対応できます。支払いデータは専用画面にてリアルタイムで確認が可能です。併せて「takemepay店舗用アプリ」をダウンロードすれば、返金対応もスムーズに行うことができます。
takemepayの審査で落ちた人の5つの特徴
落ちた人の特徴 | 詳細 |
---|---|
1、実店舗の存在状況 | 実店舗がない場合は審査の通過が難しい。 |
2、業種や事業内容(形態) | 審査の通過が厳しい業種があります。 |
3、クレジットカード使用状況 | あなたが使用しているクレジットカードの利用状況を見られることがあります。 |
4、銀行との取引状況 | 取引情報を確認することで経営状況を判断されることがあります。 |
5、事業を開始した年数 | 事業を開始した年数が短すぎると審査に落ちてしまうこともあります。 |
ここでは、takemepayの審査に落ちた人の口コミを調べて分かった審査基準をご紹介します。ただ、審査基準はtakemepayも明確にしていないので、絶対ではないことをご了承ください。
あくまでも、どんな内容で審査しているのかを目安として5つのポイントをご紹介しています。
1、実店舗が存在しない人はtakemepayの審査が厳しいという口コミ!
こちらは、実店舗がない状態でtakemepayに申し込んで審査が落ちたという口コミです。これは、仕方ないと思いますが、実店舗の存在と情報がないと、審査を通過することは難しいです。
また、実店舗が存在していても、嘘偽りの情報を提示してしまった人や、詳しい内容を説明できないお店は審査通過は厳しくなります。しかし、審査が通らない基準は、どの決済会社も同じなので、takemepayだけが厳しい訳ではありません。
2、業種や事業内容によってはtakemepayの審査が厳しいという口コミ!
takemepayの審査が厳しい業種は、飲食店で水商売など夜間営業を行っているお店が審査に通っていないという口コミがありました。
しかし、事業年数が多いお店では、審査が通った口コミもあるので絶対に通らないということではなさそうです。なので、takemepayの審査や申込は誰でも可能なので、一度試してみるといいでしょう。
3、takemepayの審査はクレジットカードの利用条件も関係しているという口コミ!
○○の審査は、クレジットカードの利用状況もチェックされている可能性があります。これは、カード会社が絡むので通過できない場合もあると思います。
審査が通った私の事例では、以前(10年前ほど)の事業で失敗して様々な返済が困難になったことがあるのですが、なんと審査が通っています。なので、審査が通らないから諦めている人も、一度チャレンジしてみてもいいと思いますよ。
4、銀行の取引情報もtakemepayの審査が厳しい条件となる口コミもある!
こちらは、銀行との取引状況を照会されていることが原因で審査が落ちたという口コミです。takemepayの審査基準は明らかにされていませんが、経営状況を見る為に調べている可能性もあります。
おそらくですが、起業するために銀行にお金を貯めていっている人も多いと思うので、そこまで気にしなくても大丈夫そうです。ただ、あまりにも銀行との取引履歴がない場合や、経営状況が悪いと判断された場合は、審査が厳しいこともあると思います。
5、年数が短い事業はtakemepayの審査が少し厳しめという口コミ!
こちらの「事業年数が短いから落とされた」という口コミは意外と多いです。しかし、私の場合は、事業開始月に申し込んでも審査が通りました。こちらも明確な基準がありませんでした。
私がオープンさせた時に注意した方法は、自社の公式サイトで会社情報を細かく明記したり、お店を作っている途中の写真など、かなり細かく掲載していました。
それが良かったかどうかは分かりませんが「実際にある店舗なのか?」「申込んでいる情報は正しいか?」などを見ていることもありそうです。
takemepay・エアペイ・Squareを比較
takemepay | スクエア決済 | Airペイ | |
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公式サイト | |||
企業名 | Takeme | スクエア | リクルート |
初期費用 | 無料 | 無料 ※端末費用4,980円~ | 18,344円 |
キャンペーン時の初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
キャンペーン適用の条件 | なし | – | 申込月の6カ月後の月末までに審査が通過が必要 |
決済手数料 | 3.0% | 2.5%~ 3.25% ※2.5%~ (VISA/Mastercard) | 3.24~3.74% |
入金サイクル | 当月締め翌月末払い | 翌営業日 みずほ銀行・三井住友銀行の場合 | 月6回/月3回 |
入金手数料 | 286円(税込) | 無料 | 無料 |
導入審査日数 | 約14営業日前後 | 最短当日~ | 最短5日~ |
クレジット決済 | 7ブランド | 6ブランド | 7ブランド |
QR決済 | |||
電子マネー | |||
対応OS | Andoroid/iOS | Andoroid/iOS | iOSのみ |
利用アプリ | 無料 | 無料 | 無料 |
Takeme payをAirペイを比較すると、クレジット決済やQR決済に大きな差はないことが分かります。ただ、入金サイクルや入金手数料に関してはAirペイの方がスピーディーで安いです。また導入審査日数もAirペイの方が早いので、導入を急いでいる場合はAirペイがオススメです。
一方でtakemepayは他のモバイル決済サービスでは対応していない「銀行送金」決済が可能な他、東南アジアを中心とした外国人向けの決済にも多く対応しているという強みがあります。4ヶ国語にも対応しているため、インバウンド対策に力を入れたい場合はtakemepayがオススメです。
続いてtakemepayとスクエア決済を比較してみましょう。スクエア決済の特徴は、モバイル決済サービスの中で導入スピードが最も早いという点です。申し込んだら最短即日でカード決済の利用ができるのが魅力です。しかし対応しているQRコード決済はPayPayのみと非常に少ないため、QRコード決済に関しては7種類の決済に対応しているtakemepayの方が優れていると言えます。
以上をふまえると、takemepayは観光客が訪れる機会が多い店舗や、訪日外国人をターゲットにインバウンド効果を期待したい場合、特にオススメの決済サービスだと言えます。
まとめ
- 初期費用・月額利用料・解約料無料!
- 専用の機器を用意する必要なし
- 業界最多レベルの99種類の決済方法がある
- 訪日外国人を積極的に集客したいお店にピッタリ
takemepayは、初期費用や月額利用料金、解約料全て無料で導入できるサービスです。キャンペーンなどで初期費用が0円という決済サービスは珍しくありませんが、takemepayは1つのQRコードで全ての決済方法が完結できるので従業員が操作しやすいというメリットがあります。
対応している決済方法は99種類にものぼり、これは業界でも最多レベルの水準です。国内ブランドだけでなく、東南アジア6カ国で利用されている79種類の決済サービスにも対応しているのも特徴です。
中でも中国で頻繁に利用されているAliPayやWeChatPayに対応していることから、中国人観光客に対して販売アピールができるという強みがあります。日本語だけでなく英語、中国語(簡体字/繁体字)の計4言語に対応しているので外国人に対しての支払い手続きもスムーズです。
幅広いキャッシュレス決済を導入したい方や、シンプルで分かりやすいキャッシュレス決済を導入したい人、そして訪日外国人向けの対応にも力を入れたい、という場合はtakemepayの導入を検討してみてはいかがでしょうか。