ある日突然、店のクレジットカード端末が使えなくなり、「今日の営業はどうするのか」「これまでの未入金の売上金は戻ってくるのか」と、目の前の資金繰りに頭を抱えている経営者・店長の方は少なくないはずです。
今回は、決済代行会社「(株)全東信」の破産により、加盟店だった飲食店やラウンジ・スナックなどの夜間業種では、端末停止と入金停止が同時に起きています。
この記事では、端末停止への応急対応から、未入金の売上金の出口実務、そして自店に最適な乗り換え先までを、実務目線で整理します。
決済代行会社が倒産すると、加盟店の未入金の売上金は破産債権となり全額回収は難しくなります。管財人への債権届出を行ったうえで、入金サイクルの速い決済サービスへ即日〜数日で乗り換えることで被害を最小化しておきたいところです。
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※本記事は一般的な整理であり、具体的な対応は弁護士・破産管財人室・税理士へご確認ください。
全東信の破産で確認しておきたいこと3つ
- 全東信の端末は既に使用不可
- 未入金の売上金は破産債権
- 営業を止めないため、全東信の代わりとなる決済サービスへ即日〜数日で乗り換え検討
全東信の端末は既に使用不可です(公式サイトにて2026年7月6日付・破産管財人の告知)。仮に動作しても売上は入金されませんので端末を停止し、現金または他社決済への切り替えを進めてください。
未入金の売上金は破産債権となります。全東信 破産管財人室(06-4704-4681/受付10:00〜17:00)へ確認し、債権届出をしないと配当がゼロで確定します。
営業を止めないため、全東信の代わりとなる決済サービスへ即日〜数日で乗り換えます。まずは、決済端末会社を選ぶ軸として「入金サイクルの速さ」や「新しい決済会社を探し審査を受けること」が重要になると思います。
全東信の破産で何が起きたのか
- 加盟店向けのクレジット決済代行は中止されました。
- 端末は今後一切使用できません(仮に動作しても売上は入金されません)。
- 破産手続開始日までに未立替のクレジット売上金は破産債権として扱われ、回収が困難になる可能性があります。
破産管財人からの加盟店向け告知の要点は、上記の3つです。
全東信は2026年7月6日に破産手続が開始され、加盟店向けの決済代行と端末は停止しました。破産手続開始日までに未立替のクレジット売上金は破産債権となり、回収は困難になる可能性があります。まずは事実関係を簡潔に押さえます。
帝国データバンクによると、(株)全東信は2026年7月6日に大阪地方裁判所へ自己破産を申請し、同日に破産手続開始決定を受けました。負債は約1,259億2,900万円で、負債1,000億円を超える大型倒産であり、今年最大の倒産とされています。
全東信は、飲食店を中心とした加盟店にカード会社より先行して売上代金を入金する「早期決済」を強みとしていた決済代行会社でした。
なぜ全東信は破産したのか
全東信の破産は、コロナ禍による業績悪化と、信用を失う不正事件が重なった結果とされています。帝国データバンクの報道の範囲で、経緯を簡潔に整理します。
帝国データバンクによると、コロナ禍で加盟する飲食店が時短営業・休業を余儀なくされ、年間の収入高は2020年3月期の約80億円から2021年3月期には約50億円へ減少したとされています。
さらに2024年1月、社員が他人名義で不正に加盟店契約を締結したとして逮捕され、法人も書類送検されたと報じられています。この不正発覚後の信用失墜により資金調達が難しくなり、事業継続を断念したとされています。
【全東信の代わり応急対応】決済端末停止後は代替決済を早期に検討する!
- 全東信端末を即停止
- 未入金売上を集計
- 代替決済を検討する
まずやるべきは「①全東信端末を即停止 ②未入金売上を集計 ③代替決済を手配」の3点です。これは一般社団法人日本フードサービス協会(食団連)が飲食店へ要請した内容とも一致します。
動作しても売上は入金されないため、誤って使い続けないよう電源を切る、または撤去します。
「全東信の端末は使えない」ことを全スタッフで共有し、会計時の混乱を防ぎます。
券売機・レジ・入口などに「一時的に現金またはお選びいただける決済のみ」といった掲示を出し、お客様への案内を統一します。
全東信の決済明細をもとに、締め日別の合計と、まだ入金されていない売上金の金額を洗い出します。この集計は、後述の債権届出の根拠資料になります。
実店舗で決済端末を運用する立場からは、端末が止まった当日にまず効くのは「現金対応の掲示」と「スタッフ全員への一斉共有」です。
会計のたびに現場が説明に追われると回転が落ちるため、掲示と口頭案内をそろえておくと、代替決済が立ち上がるまでの数日を落ち着いて乗り切りやすくなります。
全東信の未入金売上金はどうなる?保証・債権届出・貸倒の実務

未入金の売上金は破産債権として扱われ、届出をしなければ配当がゼロで確定します。一般に回収率は数%にとどまる例が多いとされますが、全東信の配当率は現時点(2026年7月8日)で未確定です。
まず前提として、決済代行には預り金の保全のような補償制度が基本的にありません。そのため「未入金分が保証で全額戻る」ことは期待しにくいのが実情です。それでも、次の手順で債権届出を行うことが、配当を受け取る前提になります。
- 管財人からの通知を待つ/確認する:通常、破産管財人からの通知に届出の期限と様式が記載されます。届出をしないと配当がゼロで確定するため、通知を見落とさないようにします。
- 根拠台帳を準備する:端末の決済明細、締め日別の合計、未入金額の差異調整表など、金額の根拠となる資料をそろえます。応急対応で集計した未入金額がそのまま資料になります。
- 管財人室へ確認する:不明点は全東信 破産管財人室(06-4704-4681/受付10:00〜17:00)へ問い合わせます。
回収不能が確定した部分については、貸倒損失として損金算入できる可能性があります。その場合は、債権届出の書類と根拠台帳をセットにして顧問税理士に相談してください。
ただし、貸倒として処理できる時期や範囲は個別事情によって判断が分かれます。破産債権の回収や法的対応は弁護士・破産管財人室へ、税務上の最終判断は税理士へ、必ずご確認ください。
全東信の代わりになる決済サービスおすすめ7選【乗り換え先】
| サービス | 決済手数料(対面クレカ目安) | 入金サイクル(速さ=乗り換え軸) | 初期・端末費用 | 月額 | 導入スピード | キャンペーン(2026年7月時点) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Square | 2.5%〜(対面・所定条件)/その他3.25% | 三井住友・みずほ口座なら翌営業日、他行は週1回 | 端末代のみ(Squareリーダー4,980円・税込) | 0円 | 最短即日開設 | 振込手数料・アカウント費0円 |
| JMSおまかせサービス | 中小企業応援プログラムで2.48%等(※適用条件あり) | 早期払い=5日ごと締め・月6回入金(早期払い手数料198円/回・税込) | 導入0円 | 基本0円(LTE端末はSIM費別) | ― | 業界大手・全国多数の導入実績 |
| アルファポータブル | 1.98%〜(実際は2.48%が中心・ブランドにより異なる) | 月1回に加え、アルファノートは週2回(月8回)入金にも対応 | 端末0円キャンペーン中 | 0円 | 最短即日発送・即日審査 | 端末0円(※期限は要公式確認) |
| USEN Pay | Visa/Master 2.99%等(ブランドにより異なる) | カード・交通系は翌日入金オプションあり(※別途登録・所定条件あり) | ENTRY初期設定費 無料キャンペーン中 | 取扱高により0円〜 | ― | 初期設定費無料(※条件・期限は要公式確認) |
| PAYGATE | クレカ1.98%〜 | 月2回(QRは月1回) | 端末0円キャンペーン中 | 通常3,300円(スマレジ有料プラン契約者は0円) | ― | 端末0円(※期限は要公式確認) |
| AirPay | 対面クレカ3.24%(0.99%はCOIN+/QR決済限定) | 主要行は月6回、その他は月3回 | 初期・端末費0円(※申込条件あり) | 0円 | ― | 振込手数料0円(※端末条件は要公式確認) |
| stera pack | 1.98%〜 | 4種から選択(最短=毎日締め・翌々営業日入金/新規申込後に変更可) | 初期0円・端末はサブスク | 1年目0円、2年目以降3,300円(※所定条件で永年0円) | 導入に一定期間 | サービス利用料3カ月0円(※期限は要公式確認) |
全東信の強みは「入金の速さ(早期入金)」だったため、乗り換え先は入金サイクルの速さを軸に選ぶのが失敗しません。手数料や端末費用も大切ですが、資金繰りのために早期入金を対価付きで選んでいた店舗ほど、まず「いつ入金されるか」で候補を絞るのが実務的です。まずは比較表で全体像を確認してください。
以下は2026年7月時点の各社公開情報にもとづく比較です。手数料・入金サイクル・キャンペーン・導入日数は変動するため、申込み前に各社公式で最新をご確認ください。
紹介順は「速さ→安心→業種適合→機能」の観点で並べています。以下、各社の特徴を簡潔に見ていきます。
1. Square(スクエア)|キャッシュフローの穴を最速で埋めたい店舗に

| 運営会社 | Square, Inc. |
| 初期費用 | 無料 |
| 端末費用(税込) | Squareリーダー¥4,980 Squareスタンド¥29,980 Squareキオスク¥29,980 Squareターミナル¥39,980 Squareレジスター¥84,980 ※スマホやタブレットがあれば専用端末なしでもご利用可能なので無料で始められます。 |
| 決済手数料 | 2.5%~(VISA、Mastercard、JCB、Diners Club、Discover、American Express) |
| 月額手数料 | なし |
| 振込手数料 ※売上金入金 | 無料(最短翌営業日入金) |
| 入金サイクル | ・翌日(休日の場合は翌営業日) ※三井住友銀行・みずほ銀行の場合 ・その他銀行の場合は週1回 |
| 解約手数料 | なし |
| 対応クレジットカード | Visa、Mastercard®、American Express、JCB、Diners Club、Discover |
| 対応電子マネー | 交通系電子マネー (Kitaca、Suica、PASMO、toICa、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)、iD、QUICPay、Apple Pay |
| 対応スマホ&QRコード | PayPay、d払い、楽天Pay、au PAY、m Pay、WeChat Pay、Alipay+ |
| その他の特徴 | Square 資金調達 Square POSレジ Square ネットショップ Square オンライン決済 Square オンライン請求書 |
| キャンペーン | Squareのキャンペーン情報はこちら |
Squareは、入金の速さと導入スピードを両立できる第一候補です。三井住友銀行・みずほ銀行の口座なら翌営業日入金に対応し、それ以外の金融機関は週1回入金となります。
対面クレジットカードの手数料は所定条件で2.5%〜、Squareリーダーは4,980円(税込)、月額・振込手数料は0円です。
アカウント開設は最短即日で、全東信の停止で空いたキャッシュフローの穴を最も早く埋めやすいサービスです。
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2. JMS おまかせサービス|大手の安心感と高頻度入金を両立したい店舗に

| 運営会社 | 株式会社JMS |
| 初期費用 | 無料 |
| 端末費用 | 0円 |
| 決済手数料 | 2.48%~3.24% ・通常:3.24% ・JMS中小企業応援プログラム:2.48%~ |
| 月額手数料 | 0円(無線LAN Wi-Fiの場合) |
| 振込手数料 ※売上金入金 | 0円 /月2回払い 198円(税込)/月6回払い |
| 入金サイクル | ・月2回 ・月6回 |
| 解約手数料 | 0円 |
| 対応クレジットカード | VISA / AMERICAN EXPRESS / JCB /Mastercard / DISCOVER / Diners Club/Union pay(銀聯) |
| 対応電子マネー | 交通系電子マネー / ID / nanaco / WAON / 楽天Edy/ QUICPay / Apple pay / Google pay |
| 対応スマホ&QRコード | PayPay / 楽天ペイ / d払い / Alipay+ /WeChat Pay / Smart Code(メルペイ / au PAY / 銀行pay / ゆうしょpay / atone / EPOS PAY / aring / FamiPay / Payどん / ANA Pay / giftee premo plus / Lu Vit Pay / JAL Pay / BNPJ / GLN ) |
JMS(おまかせサービス)は、JCBや三菱UFJニコス等の資本背景をもつ業界大手で、高頻度入金にも対応します。
中小企業応援プログラムの適用でクレジットカード手数料2.48%等となり(適用条件は要確認)、早期払いを選べば5日ごと締めの月6回入金(早期払い手数料198円/回・税込)が可能です。
導入費用は0円で、大手の安心感を重視しつつ入金頻度も上げたい店舗に向いています。
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3. アルファポータブル|夜間業種・飲食に強い先を求める店舗に

| 運営会社 | アルファノート株式会社 |
| 初期費用 | 0円~ |
| 端末費用 | 74,800円 ※キャンペーン期間中は無料 |
| 決済手数料 | 1.90%~、3.24%~ |
| 月額手数料 | 0円~ |
| 振込手数料 ※売上金入金 | 0円~ |
| 入金サイクル | ・月1~8回(週2回) ※急な支払いの対応に、入金を指定日より早める「駆け込み入金サービス」あり |
| 対応クレジットカード | VISA / AMERICAN EXPRESS / JCB /Mastercard / DISCOVER / Diners Club / Union pay(銀聯) |
| 対応電子マネー | 交通系電子マネー / 楽天Edy / nanaco / WAON / iD |
| 対応スマホ&QRコード | PayPay / メルペイ / d払い / au PAY / 楽天ペイ / 銀行Pay / WeChat Pay / Alipay+ Smart Code( atone / EPOS PAY / aring / FamiPay / Payどん / ANA Pay / giftee premo plus / Lu Vit Pay / K+ ) |
アルファポータブルは、飲食業やラウンジなど夜間業種の取扱実績が多いサービスです。
手数料は1.98%〜(実際は2.48%が中心)で、アルファノートは週2回(月8回)入金にも対応し、現在は端末0円キャンペーンを実施しています。
夜間業種の事情や運用を理解した実績のある先を探している店舗に向いています。なお、審査には所定の基準があり、業種にかかわらず通過が保証されるものではありません。
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4. USEN PAY|サポート重視・多店舗の店舗に

| 運営会社 | 株式会社USEN |
| 初期費用 | ・USEN PAY/0円 ・USEN PAY ENTRY/0円 |
| 決済手数料 | Visa/Mastercard: 2.99% JCB/American Express/Diners/Discover/交通系電子マネー:3.24% 医療機関: 1.9%~ 交通系以外の電子マネー:3.74% 国内QRコード:3.24% 中国QRコード(Alipay+、WeChat Pay):3.0% |
| 月額手数料 | 月額利用料は端末台数毎に毎月1,980円(税抜) ※USEN PAY ENTRYは0円~1,000円 |
| 振込手数料 ※売上金入金 | みずほ銀行、住信SBIネット銀行無料 他は180円(税別) |
| 入金サイクル | ・月2回 ※電子マネー&QRコード決済分は月1回 |
| 対応クレジットカード | VISA / AMERICAN EXPRESS / JCB / Mastercard / Diners Club / Discover |
| 対応電子マネー | 交通系電子マネー / 楽天Edy / nanaco / WAON / QUICPay / iD / Google Pay / Apple Pay |
| 対応スマホ&QRコード | PayPay / 楽天ペイ / d払い / Alipay+ / WeChat Pay / メルペイ / au PAY / Smart Code(メルペイ / au PAY / 銀行pay / ゆうちょpay / atone / EPOS PAY / aring / FamiPay / Payどん / ANA Pay / giftee premo plus / Lu Vit Pay / JAL Pay / BNPJ / GLN ) |
USEN Payは、大手USENグループによる導入から保守までのサポート体制が強みです。
手数料はVisa/Masterで2.99%等、カード・交通系には翌日入金オプションがあります(別途の登録や所定の条件があるため、利用前に公式でご確認ください)。
現在は初期設定費の無料キャンペーンも実施しています(条件・期限は要確認)。導入後のサポートを重視したい店舗や、複数店舗をまとめて運用したい店舗に向いています。
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5. PAYGATE|レジ環境ごと刷新したい店舗に

| 運営会社 | 株式会社スマレジ |
| 初期費用 | 0円(税込) |
| 決済手数料 | ・2.90%~※標準プラン ・1.98%~※中小業者向けプラン クレジット決済手数料の場合 |
| 月額手数料 | 3,300円(税込) |
| マルチ決済端末料金 | 39,800円(税込) ※只今キャンペーン期間中!0円で利用できます! |
| 振込手数料 ※売上金入金 | 加盟店負担 |
| 入金サイクル | 月2回 ※QRコードのみ月1回 |
| 解約 | キャンペーン適用で利用開始月から最低1年間の契約期間あり 1年以内に解約する場合/残り月×3,300円(月額手数料) ※キャンペーンを利用しない場合はシバリなどの契約期間はありません |
| 対応クレジットカード | VISA/JCB/MasterCard/AMEX/DinersClub/DISCOVER/UnionPay(計7社) |
| 対応電子マネー | Kitaca/Suica/PASMO/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/nimoca/はやかけん/ApplePay/iD/QUICPay/WAON/楽天Edy/(計14社) |
| 対応スマホ&QRコード | LINE Pay/d払い/Alipay/WeChatPay/PayPay/au PAY/R Pay/m Pay/(計8社) |
スマレジ・PAYGATEは、POSレジとの連携が強みの決済端末です。
クレジットカード手数料は1.98%〜、入金は月2回で、現在は端末0円キャンペーンを実施しています。全金融機関で振込手数料が無料な点も利点です。
決済だけでなくレジ環境ごと入れ替えたい店舗に向いています。
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6. AirPay|手数料を抑えたい店舗に

| 運営会社 決済端末提供元 | 株式会社リクルート |
|---|---|
| 端末タイプ | モバイル決済端末 |
| レシートプリンター | 必要な場合は別途購入 |
| POSレジ機能 | 外部POSレジと連携可能 |
| 決済端末価格(税込) | ※只今キャンペーン適用で無料 |
| 保証期間 | 貸与日から6カ月以内 |
| 月額利用料 | 無料 |
| 入金手数料 | 無料 |
| 入金サイクル | 三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行は月6回 ※他行は月3回 |
| 解約金 | なし ※キャンペーンで貸与されたiPadやカードリーダーは返却が必要 |
| 導入目安 | 約10日~ |
エアペイは、リクルートが運営する決済サービスで、振込手数料0円と幅広い決済ブランドへの対応が魅力です。対面クレジットカードの手数料は3.24%で、よく紹介される0.99%はCOIN+(QRコード決済)に適用される料率です。
カード決済のコストを見るときは3.24%を基準に判断してください。振込手数料は0円で、入金は主要行で月6回、その他で月3回です。ただし、全東信からエアペイへ乗り換える場合は、新たに加盟店契約と審査が必要で、申込みから利用開始まで一定の日数がかかります。
即日で決済を再開したいケースには向かないため、応急対応は別のサービスで並行して進めるのが現実的です。手数料を抑えたい店舗の中長期の選択肢として検討してください。
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7. stera pack|じっくり本命を据えたい店舗に

| 運営会社 | SMBC GMO PAYMENT 株式会社 |
| 初期費用 | 0円 |
| 端末費用 | 月額費用に含まれる ※1年目は無料 |
| 決済手数料 | 1.98~3.24% |
| 月額手数料 | 0円 ※2年間以降3,300円(税込) ※企業ID単位でキャッシュレス年間取扱高が30百万円以上の加盟店は月額利用料を無料とする。 |
| 振込手数料 ※売上金入金 | ・三井住友銀行/0円 ・その他銀行/220円 |
| 入金サイクル | 毎日締め(2営業日後払い) 月6回締め(2営業日後払い) 月2回締め(2 営業日後払い) 月2回締め(15日後払い) |
| 契約期間 | ・stera tap/なし ・stera packスモールビジネスプラン/なし ※但しVisa・Mastercardの売り上げが2,500万円を超えた場合はスタンダードプランに変更 ・stera packスタンダードプラン/3年間 |
| 解約手数料 | 解約申請から45日以内に端末返却で免除 ※端末返却ができない場合は利用期間に応じて違約金が必要 |
| 対応クレジットカード | Visa、Mastercard、UnionPay、JCB、American Express、Diners Club、Discover、Visaタッチ決済、Mastercardタッチ決済 |
| 対応電子マネー | iD、Edy、nanaco、WAON、QuicPay、交通系電子マネー |
| 対応スマホ&QRコード | 楽天Pay、d払い、PayPay、メルペイ、auPAY、Alipay、UnionPay、WeChat Pay |
stera packは、三井住友カード系の堅牢さと入金サイクルの選択自由度が特徴です。
手数料は1.98%〜、入金サイクルは4種から選べ、最短は毎日締め・翌々営業日入金です(毎日締めは新規申込後に変更して選択する形になるため、申込時の設定と入金開始のタイミングは公式でご確認ください)。
端末はサブスクで初期0円、月額は1年目0円(所定条件で永年0円)、現在はサービス利用料3カ月0円キャンペーンを実施しています。導入には一定の期間がかかるため、急ぎはSquareで凌ぎ、本命としてsteraを据える二段構えも有効です。
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全東信の代わりで迷ったら!?まずSquare申込み+2社併用でリスク分散がおすすめ!

決済代行の倒産や障害に備えるには、決済手段を1社に依存せず、入金サイクルの異なる2社以上を併用することが最も確実な防衛策となります。そのうえで、今この瞬間の営業停止を最短化する第一手は、Squareへの申込みです。
まずSquareに申し込むのが有効なのは、審査結果が比較的早く分かり、通過後はスマートフォンのTap to Pay機能を使えば端末の到着を待たずに決済を開始できるためです(審査の所要時間やTap to Pay対応機種・条件は2026年7月時点のSquare公式でご確認ください)。
これにより、現金以外の支払い方法を選択できるようになるので、お客様も利便性が高くなります。ただし、審査には所定の基準があり、通過が保証されるものではありません。
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そのうえで2社以上の併用をおすすめします。1社だけに依存していると、今回の全東信のように決済代行側の倒産や障害が起きたとき、営業と入金が同時に止まってしまいます。入金サイクルの異なる2社を併用しておけば、片方が止まってももう片方で営業を続けられ、通信障害時のバックアップにもなります。
具体的には、即日性のあるSquareと、夜間業種に強いアルファノートを組み合わせる、あるいはSquareで急場をしのぎつつ本命としてstera packを据える、といった二段構えが現実的です。いずれも本記事の7選の範囲で組める組み合わせです。1社に絞り込む前に、こうした併用の形も参考にしてみてください。
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全東信のような決済代行の倒産リスクと選び方(直接契約型 vs 立替型)
決済代行が倒産すると、未入金の売上金が破産債権となり回収が困難になります。この構造的なリスクを避ける視点で乗り換え先を選ぶことが、次に同じ事態を防ぐ鍵になります。ポイントは、売上金がどの経路で入金されるかです。
決済サービスは、大きく「直接契約型」と「立替型」に分けて考えられます。直接契約型は、加盟店がカード会社(またはそれに準じる決済事業者)と直接に近い形で契約し、売上金の入金経路に代行会社の立替が挟まらないタイプです。
立替型は、代行会社が一旦売上代金を立て替えて加盟店へ入金するタイプで、全東信のように早期入金を実現しやすい一方、代行会社が倒産すると立替前・未入金の売上金が破産債権になるリスクを抱えます。
これは全東信に限らず、どの決済サービスでも起こりうる備えの話です。端末が使えなくなる事態に備えて、入金経路の異なる複数のサービスを持っておく、未入金の売上をこまめに把握しておく、といった運用が、次に「端末が使えない」場面に直面したときの被害を小さくします。
よくある質問(FAQ)
全東信に未入金の売上金は戻ってくる/保証されるのか?
未入金の売上金は一般破産債権として扱われ、財団債権・優先債権の弁済後に残余があれば配当されますが、回収率は数%にとどまる例が多く、全額回収は難しいのが実情です(全東信の配当率は現時点で未確定です)。決済代行には預り金保全のような補償制度が基本的にありません。まずは全東信 破産管財人室(06-4704-4681/受付10:00〜17:00)へ確認し、債権届出を行ってください。届出をしないと配当がゼロで確定します。具体的な回収・法的対応は弁護士・管財人室へご確認ください。
加盟店契約はやり直しになるのか?
決済代行を経由していた加盟店契約は、代行会社の倒産により継続できなくなり、乗り換え先の決済サービスで新たに加盟店契約を結び直す必要が生じるのが一般的です。新規契約には所定の審査・手続きがあるため、営業を止めないよう早めに申し込むことをおすすめします。個別の契約関係は各カード会社・決済会社へご確認ください。
全東信の端末はいつまで使える?7/6以降の決済はどうなる?
全東信の決済端末は破産管財人の告知(7月6日付)により今後一切使用できません。仮に動作しても売上は入金されない可能性が高く、7月6日以降のカード決済分は入金されないおそれがあります。当面は現金対応、または他社決済サービスへの切り替えが必要です。
いちばん早く・安く乗り換えられる決済サービスは?
全東信の強みだった「入金の速さ」を重視するなら、三井住友・みずほ口座で翌営業日入金のSquareや、入金サイクルを選べるstera packが有力です。対面カードのコストを最優先するならstera pack・スマレジPAYGATE・アルファポータブル(1.98%〜)が候補になります(エアペイの0.99%はCOIN+/QR決済向けの料率で、対面カードは3.24%です)。今すぐ端末費用を抑えたいなら、締切付きキャンペーンを実施中の各社が狙い目です。詳しくは本文の比較表をご覧ください。
回収できなかった売上は税金で取り戻せる?
回収不能が確定した売上債権は、貸倒損失として損金算入できる可能性があります。債権届出の書類と根拠台帳をそろえたうえで、顧問税理士にご相談ください。税務上の最終判断は税理士の確認が前提です。
まとめ
- 早期入金を重視する → Square(主要行で翌営業日)
- 今すぐ端末費用を抑えたい → 端末0円などのキャンペーン実施中の各社(JMS・アルファポータブル・PAYGATE 等)
- 大手の安心感・サポートを重視する → JMS/USEN Pay
今回は、全東信の代わりの決済端末についてご紹介してきましたが、自店の優先順位に当てはめて候補を絞り込んでみるのがおすすめです。上記は、本記事の7選をもとにした目安です。
迷ってしまいがちですが、「即日性のSquare+もう1社」の併用から始める方法もおすすめです。
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